ふと思ったこと

桜をモチーフに使っているエロゲは多い。ちょっと思いついただけでも、D.C.それ散る春色桜瀬さくらむすび etc...
が、そういう作品でモチーフに使われてる”桜”ってたいていソメイヨシノだよね。
日本人に一番なじみのある品種なのは確かだけど、桜としては新しい品種なんだし、ほかの種類でも良いような気がする。

ましろ色シンフォニー 終了

良かった点は、告白後即Hとかの流れにならなかったところと、よく初体験で失敗するところ(笑)

…全体的にはあんまり好きな作品ではありませんでした。保住氏は「こんぶ」もダメだったし(私との相性が悪いという意味です)、どうも合わないらしい。
だが、「何が合わないのか」というその点がはっきり言葉にできないのがもどかしい。

最後のは冗談だけど

夢を見つけるためには明日歩を振らなければならず、夢を見つけたら夢と恋仲になる、というその構造が”夢が優遇されている”という印象を抱かせる結果になっているのだと思う。
夢と再開後に明日歩に告白され、夢のアドバイスもあって明日歩と付き合うことになるが、洋が夢にかつて抱いていた思いが恋心だったのか、今思っているのはあくまで幼なじみとしての思いなのかに洋も明日歩も悩まされるとかいう展開も有りだったと思うが…。
ただ、なかひろ氏は”分かっていて書かなかった”のではないかと思う。

俺が望む『星空のメモリア』夢・メアルート第3のエンディング

id:Su-37氏に捧ぐ。捧げるだけなら勝手だって葵せきな先生も言ってたもん!




夢から面会謝絶を告げられてから数日後。洋は姫榊姉妹から、夢が息を引き取ったことを告げられる。
表面上は洋は平静を装っていたが、周囲の者たちにはショックを受けているのが明らかだった。
料理を焦がしたり、ぼんやりして話を聞き逃したり。以前の洋では考えられないようなことがしょっちゅう起こるようになった。
明日歩や詩乃は休んでも良いというのだが、洋は「大丈夫だから」と言って取り合わない。
そんなある日、明日歩は洋を屋上に呼び出した。



「洋ちゃん。あたし、洋ちゃんのこと、好きだよ」
「…………」
「あはは、前の時は全部言い終わる前に振られちゃったけど……今度はちゃんと最後まで言えた」
「明日歩、俺は……」
「その先は、今無理に言わなくてもいいよ」
「…………」
「あたしは小さい頃からずっと、洋ちゃんのことが好きだった。洋ちゃんが引っ越して離ればなれになっても、その想いは変わらなかった。
 あたしの気持ちと、洋ちゃんが夢さんを好きだった気持ちが同じなのかは分からない。同じかもしれないし、違うのかもしれない」
「…………」
「あたしは前に洋ちゃんに告白したとき、小さい頃からの想いに決着をつけようと思ってた。
 洋ちゃんに振られたら、この想いは忘れようと思ってた。―でも、忘れられなかった」
「……明日歩?」
「だって、小さい頃からずっと、”洋ちゃんを好きなあたし”でいたんだから…。
 洋ちゃんを好きな気持ちはもう、あたしの一部になっちゃってたんだもん」
「…………」
「きっと、洋ちゃんは夢さんのことが忘れられないと思う。でもそれは当たり前のことなんだよ。
 夢さんと過ごした思い出も、夢さんのことを好きな気持ちも、きっと洋ちゃんの一部になってる。
 それに、あたしはそんな洋ちゃんのことを好きになったんだから」
「…………」
「だからあたし、洋ちゃんの力になるから。……洋ちゃんがもう一度笑えるようになるまで、あたしにできることがあったら、協力するから」
「…………」
「だから、洋ちゃんがもう一度笑える日が来て、その時に南星明日歩っていう女の子のことを好きだって思えたら」
「……うん」
「その時は、あたしを恋人にしてください」


『ふたつめ、みっつめがある。だから初恋なんだ―』(ゲームが違います)

トータル・イクリプス

私はアージュファンだが、実のところ、それほどトータル・イクリプスには期待していない。

なぜ期待しないのかを考えると結局のところ「オルタ世界の世界設定にそれほど魅力を感じていないから」ということに行き着く。
誤解しないで欲しいのだが、『世界観が受け入れられなかった』とか『もっと世界設定が良ければオルタは良い作品になった』とは思わない。
だが、なぜアージュはオルタ世界という『人類が滅亡の危機に瀕している世界を描かなければならなかったのか』ということを考えたとき、結局の所行き着く答えは「アージュが武と純夏に試練を与えたかったから」ということになってくる。
要するに、私はオルタ世界について『武と純夏のために用意された世界』という印象がどうしても拭えず、それゆえに『武と純夏がいないオルタ世界』にそれほど魅力を感じていない。

Navel『俺たちに翼はない』

俺たちに翼はない -Limited Edition-

俺たちに翼はない -Limited Edition-

遅筆でも有名な(苦笑)王雀孫が満を持して発売した大作。
一見すると複数主人公と複数のヒロインによるオムニバス物語、に見えて実は…。
主人公はヒロインにより救いへの一歩を踏み出す。でもヒロインによって救われるわけではない。主人公たちが真に回復するのは、正式な治療を受け終えたとき、というそのラストがなかなか印象的でした。



惜しくも選外となった作品。

とらいあんぐるハート

90年代後半のエロゲは葉鍵を典型として「シナリオの最後でご褒美的にHして終わり」というゲームが多かったが、その中で『シナリオとエロの両立』を図っていた代表的作品がとらハシリーズだった。
ヒロインとの日常の一部としてHシーンを描くというのはエロが薄めな葉鍵(特に鍵)に慣れた身には新鮮だった。

銀色 完全版

片岡ともは選びたかったのだが、銀色に続く作品を生み出せなかったせいだろうか、惜しくも外れた。
narcissuを選ぶのはいくら何でも反則でしょう)

月は東に日は西に

ゼロ年代エロゲ的な作品”の代表としてダカーポと迷ったのだが、ことりが可愛いのでダカーポを選んだ。
メーカーとしてはオーガストの方が優れていると思う。(サーカスは結局ダカーポしか売れていないので)

CROSS†CHANNEL

田中ロミオに改名しての第1作。改名して以降、彼の作品はやや毒の部分が増えたように思う。

CARNIVAL

瀬戸口を選ばなかったのは結局、私は長い間知る機会を得なかったせいだが…

はるのあしおと

私が唯一認めているminori作品。(私はefの優子関連に『神の手』を見て、minoriを見限りました。)
ダメ男だった樹と、それぞれ問題を抱えている悠、和、ゆづきが成長しながらその問題を乗り越えていく、成長物語の傑作。