Navel『俺たちに翼はない』

俺たちに翼はない -Limited Edition-

俺たちに翼はない -Limited Edition-

遅筆でも有名な(苦笑)王雀孫が満を持して発売した大作。
一見すると複数主人公と複数のヒロインによるオムニバス物語、に見えて実は…。
主人公はヒロインにより救いへの一歩を踏み出す。でもヒロインによって救われるわけではない。主人公たちが真に回復するのは、正式な治療を受け終えたとき、というそのラストがなかなか印象的でした。



惜しくも選外となった作品。

とらいあんぐるハート

90年代後半のエロゲは葉鍵を典型として「シナリオの最後でご褒美的にHして終わり」というゲームが多かったが、その中で『シナリオとエロの両立』を図っていた代表的作品がとらハシリーズだった。
ヒロインとの日常の一部としてHシーンを描くというのはエロが薄めな葉鍵(特に鍵)に慣れた身には新鮮だった。

銀色 完全版

片岡ともは選びたかったのだが、銀色に続く作品を生み出せなかったせいだろうか、惜しくも外れた。
narcissuを選ぶのはいくら何でも反則でしょう)

月は東に日は西に

ゼロ年代エロゲ的な作品”の代表としてダカーポと迷ったのだが、ことりが可愛いのでダカーポを選んだ。
メーカーとしてはオーガストの方が優れていると思う。(サーカスは結局ダカーポしか売れていないので)

CROSS†CHANNEL

田中ロミオに改名しての第1作。改名して以降、彼の作品はやや毒の部分が増えたように思う。

CARNIVAL

瀬戸口を選ばなかったのは結局、私は長い間知る機会を得なかったせいだが…

はるのあしおと

私が唯一認めているminori作品。(私はefの優子関連に『神の手』を見て、minoriを見限りました。)
ダメ男だった樹と、それぞれ問題を抱えている悠、和、ゆづきが成長しながらその問題を乗り越えていく、成長物語の傑作。